iPad A16 – 仕事のサポートにとどまらない最高のデバイス

コラム

最新の無印iPadである11インチiPad (A16)の使用感についてお話しします。結論から申し上げると、このデバイス、久しぶりの当たり製品かもしれません。

11インチiPad (A16)は、Mチップは採用されていませんし、ステージマネジャーやApple Intelligenceには対応していません。しかし、A16というチップは以前のA14よりも飛躍的にパフォーマンスが上がっており、ミニマム仕様でも価格据え置きでストレージが128GBとなっています。

わたしはこのiPadを仕事に使っています。仕事でメインに使っているのは会社から貸与されたMacBook Pro(まだIntel。そろそろMチップ機種に交換のはずなんですが……)です。使用頻度からいうと、最近はiPadの方が多くなってきています。

MacBook Proはお客様にお見せするデモンストレーションを作成したり、提案資料を作成したりするために使っています。それ以外の仕事はすべてiPadです。

プランニングとログ、Web会議、仕事上のコミュニケーション、資料のレビューなど、仕事の中には雑多で細切れではあるものの、合計するとかなりの時間を要するものが多いです。そういったタスクを隙間時間にサクッと片付けるのに、iPadは非常に向いていると思います。

例えば、プランニングとログについていうと、プランニングは会社で使っているGoogleカレンダーがベースになります。毎月末に翌月のお客様関係の打合せを1か月分カレンダーからメモアプリにコピペしてタスクを洗い出しています。このコピペがiPadは非常にやりやすいです。

ログは同様に毎日カレンダーから全ての予定をメモアプリにコピペして、その予定の下に議事録やメモなどログを追記しています。この作業がMacBook Proだけでやっていたときよりも格段に効率的になりました。

ログも以前はMacBook Proでテキストを入力するのが一番だと思っていましたが、最近ではメモアプリにApple Pencilで手書きすることも多くなりました。メモアプリはテキストを打っている途中で手書きエリアを挿入することができるので、思ったよりも快適なんですよね。

Web会議は、自分がプレゼンターでないときは、つねにiPadから参加しています。マイクやスピーカーも十分な品質ですし、カメラもオートフレーミング機能があり、画質もWeb会議にはなんの問題もありません。

仕事上のコミュニケーションはSlackを使っています。いうまでもなく、SlackはiPad専用アプリがありますので、快適に使えています。時間的にはこのSlackによるコミュニケーションが最も多いのではないでしょうか。

資料のレビューはGoogleスライドなどのGoogleアプリです。こちらも全く問題がありません。さすがに資料を修正したりすることはないですが、MacBookを開かず、内容をチェックして、サッとSlackでコメント入れられるのは快感ですらあります。

最初は、iPadの出番はMacBook Proが使えないときだけの補助デバイスかなと思っていましたが、MacBookが使えるときでもつねにiPadを手にして、そちらで仕事をしています。どうしてもMacBookでないといけないときだけ、MacBookに向かう。そういった生活になっています。

そのほぼ仕事のメインデバイスがこの価格で手に入るのは、すごいことだなと思います。よくよく考えたら、プライベートで使っているMac StudioやMacBook Air、iPad miniの方がスペックが高いという、逆転現象が起きています。エコノミーなデバイスで効率よく仕事をこなし、趣味に時間とお金を投下できるなんて、ある意味理想的な人生なんじゃないでしょうか(笑)。


コメント

タイトルとURLをコピーしました