定期的に繰り返されるMacBook、iPad論争。その議論の内容を見ていると、もうほとんど「たけのこの里」と「きのこの山」の戦いと変わりません。結局のところ好みと使用目的によるのですが、それをいっちゃあおしめえよ。ここではわたしなりの結論を書いてみます。
結論はもうタイトルに書いてあります。わたしは、プライベートでは、iPadだけで生きていきます。
プライベートと断っているのは、会社貸与のパソコンがMacBook Proだからです。飯の種になっているクラウドサービスは、もちろんiPhoneでもiPadでも使えます。ユーザーとしてはそれでじゅうぶんなのですが、サービスを提供するベンダーとしては、パソコンはまだ必要です。
でも、仕事の分野でも最近パソコンの出番は少なくなっているように感じます。デモを作ったり提案書を作るためにはパソコンは必要なのですが、それ以外のプレゼンそのものやウェブ会議はパソコンでなくてもよくなってきています。実際、iPhoneでウェブ会議をやることも少なくありません。
また、社内のコミュニケーションも、承認申請や報告なども含めてSlackでできるようになっていますし、パソコンの出番はますます減っているようです。会社の予算でiPadは買えないので個人のものを仕事用としてセットアップしたことはありますが、特に支障はありませんでした(デバイスが会社管理下に置かれるのがなんとなくイヤでやめてしまいましたが)。
これからAIが当たり前になってくると、提案書やデモもAIが作ってくれるようになると思います。そうなるとiPadで全てがまかなえるようになるかもしれません。実際、会社ではGoogleのGeminiを使っていますが、資料のドラフト作成はほぼできちゃいますね。iPadだとCanvaといった優れたアプリもありますから、むしろ見栄えのよいデザインのスライドができてしまいます。
プライベートではわたしのデバイスの用途は
- 読書
- note書き
- ノート、メモ書き
- ウィークリープランニング
- ジャーナリング
- 辞書
- ウェブブラウジング
- AI
- YouTube視聴
- アマプラ視聴
といったところなので、iPadでまったくことたりてしまいます。
いまは、iPad ProとiPad miniを併用しています。この2つのデバイスの使い分けは簡単で、家の外で使うか、家の中で使うか、です。用途はまったく同じです。
iPad Proはorbitkey Leather Compedium A4にセットして使っています。家のなかにいるときはつねに持ち歩いています。書斎にいるときもリビングでも、パッと開いてソフトウェアキーボードで書きます。Apple Pencilとスクリブル、周りにひとがいなければ音声入力で執筆します。
書斎では、orbitkey Leather Compediumは裏に折り返すことができるので横置きのまま立てて、外部ディスプレイに繋ぎ、ステージマネージャーにして、HHKB Studioで執筆することもあります。いままでは書斎にいるときはパソコンで書くことが多かったのですが、最近はiPad Proだけで書いてしまうことが増えました。
iPad miniは前にも書きましたが、KingBlancのケースにセットしてあります。手帳型でフェイクとはいえ革のような手触りが素晴らしく、外に出るときは朝のウォーキングも含めて持ち歩いています。
iPad miniで執筆するときは外で周りにひとがいることが多いので、音声入力は使いません。最強の両手縦持ちソフトウェアキーボードです。最近はフリック入力が増えたかもしれません。iPhoneがフリック入力なので、そちらに引っ張られている感じです。もちろん、プランニングとジャーナリングはApple Pencil Proで手書きです。
こうやって振り返ってみると、パソコンはもはや何かあったときの緊急対応用、税金関係や印刷が必要なときのみに使うようになっています。わたしの用途では、iPadでじゅうぶん、というか、iPadのほうがむしろよい、という結論になります。iPad Pro(12.9インチ)とiPad mini 7の組み合わせは、最強だと思います。
