ウィークリープランの導入

コラム

先日デジタルとアナログの併用について書きました。ちょっと振り返りますと、今の私の運用は下記の通りになっています。

  • 月一でマンスリープランを作る。モレスキンラージに2ページ見開きで1か月分の予定、特に自分にタスクの発生する予定を日毎に明記します。これはアナログ。
  • 毎週Googleカレンダーで1週間の予定を確認します。予定までにやらなければならないタスクに漏れがないか、ここが事実上最終チェックポイントです。これはデジタル。
  • 毎日、ジャーナル、1日の予定、タスクをモレスキンラージに書き出します。これはアナログ。
  • 各作業から拾い出したタスクはGoogle ToDoに集約します。これはデジタル。
  • アイディア出し、ブレストはA4変形のミドリノートに書いています。これはアナログ。

さて、タスク管理やアウトプット以外は原則アナログになっていることがお分かりかと思います。例外は週次のスケジュール確認くらいです。

今回、この週次についてもアナログ化しようと考えています。

ウィークリープランはGoogleのスケジュールとToDoリストを確認するのがメインなので、アナログ化すると手書きで管理しないといけない部分が増えて効率が悪いと考えていました。

しかし、下記のYouTube動画を観て考えを変えました。

How to handle Chaos When Everything Go Wrong

この動画を観て、ウィークリープランのあり方について目から鱗が落ちた気分です。Carlさんが言うウィークリープランとは、単にスケジュールやタスクを確認するだけではないのです。一言で言うと、「1週間の戦略を立てる」ということです。

以前私は、戦略とは、目標を達成するために、あるいはタスク(戦術)を実行するために環境を整えることであると書きました。彼は、次の1週間のタスクや目標を無事遂行できるように、何をやらなければならないか、を考える時間をウィークリープランと呼んでいます。

具体的には4つの象限で次の1週間を分析します。

  • Core Work
  • Project Issues
  • Personal Issues
  • The Radar

Core Workは自分の今の主たる仕事に関わるワークです。営業なら売ること、教師なら教えることです。これは、自分の目的をしっかりと捉えるために大事です。様々な雑音に混乱することなく、何が自分のCore Workなのかしっかり意識しましょう。

Project Issuesは私たちが抱えている様々なプロジェクトを確認し、その優先順位を意識するためのものです。今自分が抱えているプロジェクトにはどういうものがあって、進捗が遅れているものは何で、その優先順位はどうなのか。常日頃何となく頭を悩ませていることの優先順位による整理を行います。

Personal Issuesは分かりやすいですね。仕事以外で私たちが意識する必要のあるものです。仕事が忙しいと、個人のワークは後回しになりがちで、常に頭の隅っこのある場所を占めていて、時に集中力の妨げになります。ここできちんと認識をして次の1週間にやるべきことが明確になれば、それを排除することができます。

The Radarはちょっと面白い言い方です。日本語で言うと飛行機とか潜水艦に搭載されているレーダーのことなのですが、ここには次の1週間にやる必要はないけれど、頭に置いておかなければならないことを記載します。そうすると、再来週以降への見通しが良くなります。次の週のウィークリープランにもスムーズに移行できるでしょう。

最後に、ノートに書かれたこの4象限の下に空白の欄スペースがあって、ここには気付いたこと、考えたことをリストとして列挙することを彼は推奨しています。私はここに、冒頭に述べた「戦略」を書くと良いのではないかと思っています。来週1週間をスムーズに進めるために必要な根回しや準備、お膳立て、そういったものを書いていくと良いと思います。

私もこれからこの運用を始めます。あまりアナログの手帳を分散させたくないので、上記で使っているモレスキンラージに書いていこうと思います。その効果、結果については、また報告いたします。

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