ご褒美ディナーとサラリーマンとしての終活

コラム

昨日は先期成績優秀者に対するご褒美ディナーだった。

高級中華。形のあるフカヒレを久しぶりに見た。

数年前にマネジメントを辞めてヒラになってから、成績優秀者になったのは初めてだ。

自分でも何故選ばれたのか分からない。多分、そろそろお歳なので、一度はあげておこうという温情だったのではないだろうか。

なんやかや言って、結局サラリーマンを38年やってきた。飽きやすく、継続が苦手な私だが、まぁ、38年もやってきたんだから、自分を褒めてもいいだろう。

一方で、そろそろサラリーマンとしての終活も考えなければならない。

基本的にはクビになるか、早期退職で好条件でも提示されない限りは、定年までいまの会社にしがみついておこうと思う。嫌いな仕事ではないし、キャッシュフロー的にも安泰だ。

問題はそのあとだ。

65の定年を終えても嘱託という形で、給料を減らしてサラリーマンを続けるという手もある。いまの会社が許してくれるなら、それが一番良いと思っている。

間違っても会社を起こしたりするつもりはない。社長など、頭のネジが何本が吹っ飛んだ人間でないとできるはずもない。凡人の私には無理である。

先輩たちを見てみると、何人かはパートナー企業に行った。

私はこれは絶対にやりたくない。だいたい、ベンダーからパートナー企業に転職するのは迷惑だろう。ソフトバンクホークスから巨人に移籍した選手みたいな扱いになることは分かっている。

飲み屋やカフェを開いた人もいる。

私にとっては、この選択肢も無い。サラリーマンは水商売を甘く見ていると思う。どれだけ大変な仕事か分かって始めている人がどれだけいるのだろうか。客単価と回転率が勝負の商売だ。のんびり余生を過ごしたいなんて人に向いた仕事ではない。

では、どうするか。

私としては先に書いた通り結論が出ていて、死ぬまでやらせてもらえるならサラリーマンかなと考えている。自分の能力を最も発揮できる仕事だし、お金に困ることもない。

クビになったり、会社が潰れたときはしょうがない。なけなしの貯金を食いつぶしながら生きていく。

私としては、好きな「物書き」が安心してできるのであればそれで良い。それが死守したい最低ラインで、それができるならサラリーマン、是非続けさせてほしい。

それができなくなったときは、もう寿命も尽きるときであってほしい。そういう終わり方ができれば一番だ。

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