エルデンリングナイトレインに見る仕事のできる人の条件

コラム

日曜日は久しぶりに相方とエルデンリングナイトレインをプレイした。
追跡者、復讐者、無頼漢については追憶をクリアしていたが、ふと思い立って、残りのキャラクターの追憶もクリアすることにしたのだ。

今回は、鉄の目と守護者をクリアした。鉄の目は途中までやっていたので、ほとんどは守護者としてのプレイだった。
守護者は最初から大きな盾と斧槍を持っているので、それをきちんと強化して、ボスに合わせて事前に属性を付与する遺物を付けていけば、何とかなる。しかしそれでも火力が出ないので、本来の役分であるタンク、すなわち敵の「タゲ」を取って他のメンバーが攻撃しやすい環境を作ることが大事だ。

久々にプレイして感じたのは、おそらくナイトレインを上手にプレイする人は、仕事もできる人なのだろうな、ということだ。
それくらい驚くほど仕事の進め方とナイトレインの攻略法には共通点がある。

例えば、ナイトレインではキャラクターごとに生まれつきのステータスや装備が決まっている。また、得意技もそれぞれの役割に応じたアビリティ、スキル、アーツと呼ばれる特殊な能力として用意されている。
したがってプレイにあたっては、このキャラクターの強み、弱み、立ち居振る舞いを理解しておく必要がある。
これは、仕事における自分の能力、長所、短所、知識や技術のレベルを知って仕事を進めることに等しい。自分の能力と限界を知って初めて、目標達成のための戦略も戦術も立つからだ。

また、ナイトレインでは自分の能力を補充、強化するための遺物と呼ばれる装備を身につけて戦う。この遺物は、武器に攻撃属性を付与したり、特定の属性攻撃ダメージをカットしたり、初期の所持品に影響を与える。
これは仕事における事前の準備が如何に大事であるかということと共通する。自分を知って、足りないところを準備し、場合によっては同僚や上司の力を借りて環境を整えて戦略を練る。遺物を選定して組み合わせる行為は、これらの行為とほぼ同じである。

ナイトレインの場合は、出撃後の道中でもアイテムや武器が拾える。これらのアイテムにも遺物同様の効果が付与されている。遺物は戦闘をまたがって保持することができるが、道中で拾ったアイテムはその戦闘中でしか使えない。
実際のビジネスでも全てが予定通り進むわけではない。どんなに準備していても、想定外のことは起こるし、所与の条件は変わる。そんな時でも、周りの状況に応じて戦術を変え、柔軟に対応することが必要だ。

まだある。出撃は3人で行うのが標準だ。そのメンバーに対して、どのように攻略を進めるか、マップにピンを打ちながら、合意を取りつつ進めていくことになる。
この時、人によっては言うことを聞かずに好き勝手にやる人もいれば、ピンに同意を示してコミュニケートしようとする人もいる。現実世界と同じで、いろいろなタイプの人が参加している。

そんな中、パーティにとって最も良い最適ルートはどれか、どこの拠点を訪れどのエリアボスを倒していくのか、3人にとってのメリットの最大公約数を選びつつ、他のメンバーを説得しながら進めていく必要がある。勝つためにいかにリーダーシップを取れるかが大事なのだ。
ビジネスでも同じだろう。様々な利害が錯綜する中で、チームを率い、会社を率いて売り上げを上げ続ける必要がある。社長の舵取り一つで従業員の人生を大きく左右するのだ。

このように、ナイトレインのプレイが上手い人は、現実のビジネスでも成功する可能性が高い。人材不足と言われるこの時代、意外にこう言うところで素晴らしい人材が見つかるかも知れない。
会社の経営に関わっていて、人を採用する責任を負っている方、一度エルデンリングナイトレインを、プレイしてみることをオススメする。ナイトレインのプレイヤーである「夜渡り」たちは貴重なビジネスリソースの宝庫なのかも知れないのだから。

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