なぞり入力のその後

コラム

結論から申し上げると、なぞり入力を1週間試してみましたが、残念ながら、挫折しました。

入力方法としては悪くないのです。誤字率も10%未満まで行きました。でも、どうしても私の頭の中で文章を紡ぐプロセスと相性が良くなってくれませんでした。

メールやメモなど単に文字を書くだけならなぞり入力に問題はありません。しかし、文章を書こうとすると、頭の中の言葉がうまく指先に伝わってくれない、と言いう感じなのです。

もしかしたら慣れの問題かも知れません。昔、パソコンを使い始めたころ、文章をキーボードで打つのが苦手だったことを思い出しました。あのときも、頭の中を文章として言語化するには、手書きのペンが一番のツールだと思ったものです。

しかし、今はキーボードでブラインドタッチで文章を当たり前のように紡ぎ出しています。これと同じで、このまま我慢してなぞり入力を続ければ、何の違和感もなく文章を書ける日が来るのかも知れません。

でも、当時と違って、いまさら新しい入力方法を身に付ける必要はないんですよね。悩んだ挙句、結局文章入力は下記で落ち着きそうです。

  • iPad miniでは、縦両手持ちローマ字ソフトウェアキーボードがやはり最強。
  • iPad Proでは、Magic Keyboardが安定。外付けキーボードはときどき日本語入力切り替えが不安定。
  • iPhoneでは、やはり左片手フリック入力が最強。なぞり入力でも良いのですが、片手持ちで入力できるといい点で、どうしてもフリック入力を超えられません。
  • macOSでは、HHKB Studio最強。

あと20年。いえ、あと10年若かったら、もう少し挑戦を続けていました。でも、残念ながら、人生の残り時間が気になり始めている私は、そこを踏ん張ることができませんでした。いま、心地良く、楽しく入力できる方法で文章を書いていこうと思います。

 

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