そろそろAppleの新製品の噂が出てくる季節になりました。YouTubeでも、noteでも、リーク情報を中心として様々な噂が繰り広げられています。
わたしは、いまはいったん新製品情報を漁ることから撤退しています。福岡ではMac Studio、萩ではMacBook Airという執筆スタイルが定着して、何を使って書くかよりも、何を書くか、に興味が移っているからです。
とは言え、わたしもApple信者のひとりとして、気になることは確かです。何が出るかという議論は別の方の記事やYouTubeに任せるとして、ここでは、この数ヶ月現在の物書き運用をやってみて、あるといいな、出ると買うかもしれないな、という製品を書いてみます。
まず、何よりもApple Watchの進化が気になります。いままで何度か書いているとおり、わたしは毎朝の散歩の途中で、アイディアがわいてきたとき、Apple Watch版のDraftsで音声入力でメモをとっています。歩きながらすっとApple Watchに話しかければメモがとれる環境は、もはや必須です。
しかし、この音声入力には制限があります。時間にして30秒から45秒、テキストの文字数はおそらく、3,000文字程度までと思われます。これは、Draftsの制限というよりも、Apple WatchのSiriによるディクテーションセッションの制限です。従って、もしこの秋にApple Watchの新製品が出るならば、このあたりが強化されることを期待しています。
次に気になるのは、iPadです。この数ヶ月執筆の運用をしていて感じたのは、推敲の方法が多様であればあるほど推敲が捗る、ということです。Obsidian上で推敲する、同じObsidianでもmacOS上で推敲する、iPadOS上で推敲する、Wordで縦書きで推敲する、紙に印刷して推敲する、という風に形を変えると視点も変わって、誤字脱字、論理的な矛盾、読みにくい箇所を見つけやすくなります。
Claudeが推敲を助けてくれるとは言え、最後にしっかり目を通すのは自分です。推敲の形式が多いほど良いと思っています。最近では、OSやアプリの読み上げ機能を使って、耳で推敲することもやっています。推敲のバリエーションのひとつとして、iPadとApple Pencilによる推敲はやはり興味深いところです。
iPad版のGoodnoteにPDFで出力して、Apple Pencilで赤ペンを入れていく。やっていることは紙でやるのと同じですが、デバイスが違うとまた視点も変わるのです。Apple Pencil Proが使えるiPadで、ということであればiPad miniで十分なのですが、赤ペン入れはやはり画面が大きい方がやりやすいです。
買うならば、大画面のiPad。現在のiPad Air 13インチでも良いのですが、さらに大きなサイズのiPadも噂されています。推敲の赤ペン入れ専用に1台書斎に備えておいてもよいかなと思っています(萩に行ったときは、iPad miniでいいかな……)。
その他の製品にはあまり興味がありません。今の環境で十分満足しています。ハードウェアはApple Studio、MacBook Air、iPad mini、iPhone、Apple Watch、ソフトウェアはDraftsとObsidian、Claude、そしてGit。十分に整った環境であると言えるでしょう。あとは、書くだけです。秋の新製品リリースを横目で見ながら、この秋は執筆に専念したいと思います。
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