出張の荷物とガジェットたち — iPad miniを置いてゆく理由

コラム

今日は鹿児島に出張。とはいえ、わたしの出張はそこまで頻繁にあるわけではありません。だいたい九州圏内か、本州でも岡山まで。四国にはたまに行きますが、山陰地方へ足を運ぶことはまずないです。期間もほとんどが一泊二日。したがって、旅の荷物も最小限です。

着替えはシャツを一枚持っていく程度で、スーツは一着を着回します。着替えが少ないぶん、荷物の大半を占めるのはガジェットということになります。

必携なのは、会社から貸与されているMacBook ProとiPhone 13 Pro。それに加えて、個人所有のiPhone 16eも持っていきます。さらに、会社管理ではありますが、自腹で購入した無印iPadも必ず携行します。

ただし、iPad miniは持っていきません。

これは、ちょっとした決断でした。iPad miniは、私の中ではもっとも「取り回しのよい」ガジェットです。軽く、素早く立ち上がり、SIM対応のおかげで単体でも通信可能。どこででもエッセイが書けるし、ちょっとした調べものも苦になりません。けれど、出張の間というのは、仕事に集中するための時間であり、どうしても創作や執筆の時間が取れないのです。

だから、いざというときはiPhoneで済ませます。それでいて、「ああ、やっぱりiPad miniのほうが快適だったな」と、あとから思い返すことになるのです。

ちなみに、11インチの無印iPadは出先で資料を見るには最適ですが、「サクッと使う」には少々大きく、重いと思います。「よっこいしょ」と腰を上げる感じが付きまといます。iPad miniがいかに軽快でフットワークのあるガジェットかを、むしろ出張で感じさせられるのです。

ガジェット以外の持ち物としては、ウォーキングシューズとトレーニングウェアを必ず入れています。出張先での早朝散歩は、私にとって貴重な楽しみのひとつになっています。知らない街を歩くことで、わたしの中の地図が少しずつ広がっていきます。

ガジェットと身軽な衣類。そして歩くための靴。わたしの出張カバンは、今日も最小限で最大の機能を目指します。

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