無印iPadでGeminiを使う — iPad Proである必要がない!?

コラム

今日は仕事で北九州まで出張しました。出張とは言っても、営業さんが運転する車に同乗させてもらって、福岡市内から2時間ほどです。

2時間あると、車の中で仕事をすることになるのですが、MacBook Proを開くと、どうも車に酔いそうになります。そこで活躍するのが無印iPadことiPad (A16)です。メールやSlackのやりとり、資料のレビュー、全てこれでまかなえます。

たまたまSlackで、ある海運会社のお客様の主要航路を聞かれました。そのお客様はオランダとシンガポールに船舶管理会社をもっており、世界中に航路があります。お客様にうかがう時間もないので、iPadのSafariでGeminiにログインして、調べてもらいました。

Geminiは、Googleが提供する高性能な生成AI(人工知能)サービスです。特に「Deep Research with 2.5 Pro」機能は、インターネット上の多数の情報源から関連データを収集・分析し、質問に対する包括的な回答やレポートを作成できる優れた調査ツールです。一般的な質問応答だけでなく、専門的な情報収集や深い調査にも対応できる点が特徴です。

さすが、Gemini。30を越えるソースからレポートを、ものの数分で作ってくれました。ざーっと読んで、そのお客様の主要顧客がどこであるかを踏まえて(これはわたしの知識)、Geminiがあげてくれた航路を選び、Slackで回答しました。

無印iPadでも、オンラインであれば普通に最高級の生成AIが使えるんですよね。ある意味すごくないですか? iPad Proである必要は全くないのです。

さすがに、iPadでは資料作りはやりにくいです。でも、それはiPad Proでも同じです。パフォーマンスの問題ではなくUIの問題だからです。iPadは残念ながら、スライドやスプレッドシートのUIがコンテンツを作りやすいようにできていません。

しかし、資料作り以外の仕事は全く問題なく、無印iPadでいけちゃいます。実際今日は、酔いそうになって閉じて以降、結局MacBook Proを一度も開きませんでした。

なんでもかんでもProを買えばいいってものじゃないんだなぁと、あらためて思いました。わたしのようなApple好きな人間は、どうしてもより良いスペックのものを欲してしまいます。実際はそのスペックを使い切ることはないのです。そこがガジェット好き人間の弱点ではあります。

わたしにとっては、iPadは、無印か、ぜいたくをするならAirで十分なのでしょう。同様にMacBookも、Proではなく、Airで十分なのです。お金も限りある資源ですし、今後更に物価も上がり、Apple製品もお高くなってくるでしょう。

冷静に、自分のユースケースを考えながら、たとえApple製品でも買うようにしたいものです(と書きつつ、数日後にPro製品を買ったりしちゃうのですが)。

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