萩は猫が多い?―萩は猫好きにもたまらない場所

コラム

萩に来てから、毎朝散歩が続いています。歩くルートは決まっています。最初はいろんな道を散策してみるつもりでしたが、早朝におっさんがウロウロしているのもあまりよろしくないだろうと考えて、ぐんぐん歩くことに専念しています。

そんななかで、結構、猫を見かけます。昨日は3匹、今日は5匹くらい見かけました。野良猫なのか、外飼いの飼い猫なのかはちょっと分かりませんでした。でも、人なつっこい感じがするところを見ると飼い猫なのかもしれません。

実は、萩に住む前、何度か下見に来たことがあります。その際、候補の家の近くで、毎回わたしを迎えてくれる猫がいました。下見の際は、もちろんホテルに泊まっているのですが、そのときも毎朝散歩をしていたのです。

その散歩途中に、候補の家の近くに来ると、必ず出迎えてくれていました。初めて会ったのに、足元まで来てスリスリとするし、そのままゴロンと横になってお腹を見せたりしていました。猫大好きなわたしとしては、これはこの家とご縁があるかもしれない、と思ったものです。

実際、その家がいま、持ち家になっているわけで、猫の幸福力というのはすごいなと、あらためて感じています。

今回萩に来たときも、到着してすぐ、出迎えてくれました。数日前のnoteに書いたとおり、到着したとき、電気周りのトラブルがあってバタバタしていたのですが、無事電気会社の手続きが終わって、家に入ろうとしたときに、顔を見せてくれたのです。

今回、3匹の猫を福岡から連れてきました。茶トラしろ、黒、キジトラで、全部オスです。最初は心配していましたが、数日経って、すっかり彼らも萩を気に入ったようで、リラックスして毎日を過ごしています。

わたしは猫を外飼いしないので、家の外に出すことはしないのですが、それでも出迎えてくれた猫と相性が悪かったら嫌だなぁと心配していました。しかし、あの猫は、出迎えて以降、ときどき散歩中に挨拶に顔を見せるくらいで、家まで来ることはありません。いまのところ、わたしの心配は杞憂のようです。

出迎えてくれた猫は、たぶん毛が長かったので純粋な日本猫ではないと思います。AIに写真を確認してもらったら、ノルウェージャンフォレストキャットまたはそのミックス種の可能性が高い、とのことでした。

出迎えてくれた猫ちゃん

萩には、猫寺というお寺もあるようです。正式には「雲林寺(うんりんじ)」というお寺です。臨済宗南禅寺派の寺院ですが、境内には無数の猫の像や猫グッズが並んでいるとのこと。

由来について調べてみると、江戸時代、毛利輝元の家臣・長井元房が亡くなった際、彼の愛猫が墓前で舌を噛み切って後を追ったという逸話が伝わっています。この伝説が雲林寺に受け継がれ、猫を大切にする寺として知られるようになったそうです。

その存在は、noteの記事で知っていましたが、まだ行けていません。萩市街から車で30分ほどとのことなので、この週末に足を伸ばしても良いかなと思います。

萩市にある猫寺、知ってますか。|弥政詩帆
こんばんは。 今日は萩市のむつみ地域にある「猫寺」こと、雲林寺について綴ります。 数台停めれる駐車場があります。 駐車場...

そういえば、散歩して気付いたのですが、近所に「猫町(ねこのちょう)」という通りがありました。この通りについても調べてみたところ、上記の長井元房の逸話と関係があるようです。この「猫町」の筋に、長井元房の屋敷があったようです。

どうやら萩は、猫と深い縁のある町のようです。わたしが萩を気に入ってしまったのも、もしかしたら、猫が結んだご縁だったのかもしれません。萩では保護猫活動も行われているようなので、生活が落ち着いたら参加してみたいです。この土地の猫たちにも幸せに暮らしてほしいものです。

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