福岡の悪いところと山口への期待

コラム

福岡はとても便利で良いところなのですが、ひとつだけ不満なことがあります。
それは、車の多さに比べて交通インフラが整っていないことです。

土日はもちろん、平日の朝や夕方になると、天神や博多駅に向かう道路は異常に混んでいます。
福岡の交通の心臓であるバスも時間通りに走ったためしがありません。それどころか、バス自体が混雑の原因になっています。
特に、PayPayドームやマリンメッセでイベントがあるものなら、混雑は殺人的なものになります。

原因はひとつではありません。急激に人口が増えていること、西鉄独占の交通産業、天神ビッグバンなど自治体の交通インフラよりハコモノを優先する戦略。
さまざまな要因が絡み合っていると思います。

今日も毎月通っている地行のマッサージ屋さんに行きましたが、バスは30分遅れ。
マッサージ屋さんには予定より15分遅れで到着しました。
バスに乗っている時間は1時間を越えます。
流石にキツイなぁ、と今日は弱音が出ました。

来月からマッサージ行くのをやめるか、マッサージ屋さんを変えるか、本気で考えています。
マッサージ屋さん、ごめんなさい🙏

よく考えたら、マッサージ代は6,500円。これをやめたら、Cursorを有料にできるじゃありませんか。
そういうわけで、福岡の交通事情はさておき、マッサージをやめてCursorにお布施することにします。

個人的な感覚で言うと、いまは福岡は日本でも珍しい人口増大地域ですが、近いうちに頭打ちになるでしょう。いくら建物を建てても、交通インフラがいまのまま貧弱では限界があります。
間違いなく、福岡経済のボトルネックは交通インフラです。

福岡が斜陽化したとき、新たに注目されるのは、北九州、下関、山口県ではないでしょうか。
もともとトラックによる大量物流に耐えられるように交通インフラができてきます。土地も広く港湾との相性も良いし、新幹線も通っています。

人口減少と地方創生が叫ばれる現代において、交通インフラが整備され、土地に余裕があり、港湾機能も備えた関門海峡エリアは、まさに時代が求める条件を満たしています。

かつて明治維新で新しい日本を切り拓いた「馬関」が、デジタル時代の地方分散において再び脚光を浴びるのは、ある種の歴史の必然なのかもしれません。

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