最近、iPad miniの話を書いていなかったので、今日は最近の活用状況について書いてみようと思う。
iPadOS 26になってから、ステージマネージャがとても便利になった。以前のエッセイにも書いたが、私はiPad miniで下記のアプリを常に立ち上げた状態で使っている。
- 執筆
- Obsidian
- Claude
- Ulysses
- Drafts
- 辞書
- WordPress
- note
- Canva
- Goodnotes
- スケジュール
- カレンダー
- リマインダー
- コミュニケーション
- LINE
- メッセージ
- メール
- 読書
- honto
- Kindle
- その他
- Safari
- ファイル
- YouTube
例えば「執筆グループ」「コミュニケーショングループ」を一瞬で切り替え、アプリを探すことが楽になったので、利便性がかなり上がった。
これらのアプリを同時起動にしたままにしていても、全くストレスを感じないというのは、iPadOSのマルチタスク機能がPC並になってきたということだろう。iPadOS 26の肝は、見た目のUIの変化よりもマルチタスクの性能が上がった方にあるのではないか。
朝の散歩から帰ってきたら、Macよりも先にiPad miniを開く。
スケジュールやタスクをチェックして、Draftsにため込んであるメモを整理することから私のデスクでの一日が始まる。
コミュニケーショングループにアプリで未読を整理し、返信する。プライベートではあまり私から何かを送るということはしない。
毎朝のエッセイは、平日はiPad miniで書いてしまうことが多い。フリック入力か音声入力でUlyssesに頭から書いていく。構成や結論は考えない。とにかく頭の中にあるものを吐き出す。
不思議なことに、そうやって書いたものを後から書き直すことは、誤字脱字以外あまり無い。一度読み直して気になるところを修正したら、Claudeに推敲を依頼する。
Claudeの推敲は、文章の構成やエッセイのテーマといった全体をチェックするにはすぐれていると思う。なるほどと勉強になることが多い。
一方で、余り細かい疑似脱字や文法のチェックは、結構漏れもあるし、こちらが意図していない用語を使うこともあるので、参考程度にしている。
Claudeの指摘が腹に落ちたら必要に応じて修正し、Canvaでタイトル画像を作成してからWordPressとnoteに投稿する。
この後は、平日はITの本業が始める。休日は小説の執筆だ。本業ではiPad miniを使うことはないので、ここでは休日の話を進めることにする。
執筆は原稿の進み具合によって作業や使うアプリは異なる。
まだアイディア出しの段階であれば、DraftsとClaudeを使うことが多い。自分が溜めたアイディアはDraftsにあり、使えると判断したものはObsidianの保管庫に送り込む。
Claudeと壁打ちした内容はClaudeに依頼してObsidianの保管庫にログを残してもらう。
以前は自分で作っていたキャラクターシートや履歴書、タイムテーブルは、今はプロンプトで指示をしてほとんどClaudeに作ってもらっている。スキャンした資料や本も同様だ。要約と目録はClaudeが作ってくれる。
執筆の段階であれば、使うのはUlyssesのみと言って良い。Claudeを使うこともなく、ひたすら書く。この段階に来ると、Macで作業することが多い。しかし、気分転換にiPad miniのUlyssesで書くことも少なくない。
この辺りは気分次第だ。iPad miniは外に出るときは常に持ち歩いているので、空き時間さえあればiPad miniで原稿を書いている。
執筆の最終段階に入ると、Wordで書き起こした原稿をPDFにしてGoodnotesに読み込ませる。Apple Pencilで赤ペンを入れるのだ。キーボードによる推敲と、手書きの赤ペンによる推敲とでは、脳味噌の使うところが違うのだろうか、結構修正が入る。
恐らく、読者と同じ立場で、第三者的に読むことが出来るからだろう。この段階になると、いつも裸で持ち歩いているiPad miniは手帳型のカバーに入れて、Apple Pencilと一緒に持ち歩くことが出来るようにしている。
執筆の合間の気分転換には、hontoやKindleでの読書や、YouTubeの視聴だ。YouTubeや海外の方が作った散歩動画を流していることが多い。
iPad miniとは関係ないが、筆が進まなくなったときは、相方とPS5でゲームをすることもある。
便利に使っているiPad miniだが、敢えて何か注文をするとしたら、2つだけ言いたいことがある。
1つは、パッテリーの持ち。今はモバイルバッテリを持ち歩いているので困ることは無いが、Apple Watch ULTRA3のバッテリ持ちの良さを経験すると、iPad miniにも同じものを期待してしまう。しかしこれは、次期バージョンで改善してきそうな気がする。
もう1つは、Apple Intelligenceと連携する生成AIのバリエーションを増やしてほしいということだ。今はChatGPTしか連携できないが、是非Claudeとの連携を実現してほしい。私はApple経由Claudeのマックスプランを契約しているので、余計にそう思う。
いずれにせよ、私にとってiPad miniは特にプライベートの生活では欠くことができないものになっている。創作活動の中心になっていると言っても言い過ぎではない。
世間でちょくちょく見かけるOSの見た目については、私は気にならない。むしろ、マルチタスクの使い勝手が良くなったことが私にとってOSアップグレードの価値だったと言える。
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