書くこと、進まぬこと、そして整える日々

コラム

日曜日。仕事と執筆とゲームを、ほどよくバランスよくやろうと心がけていました。

もっとも、仕事はほとんど手つかず。執筆も、大きく進んだかと言われるとそうでもありません。けれど、それも悪くない一日だったと思いたいです。

長編を書くというのは、やはり難しいです。

舞台設定、登場人物、プロット――どれも表層ではなく、深掘りが求められます。最近は1章あたりおよそ40,000字、全体で5〜6章構成の200,000〜300,000字を想定しています。それは、つまり短編ひとつ分の厚みを持った章を、いくつも書き継いでいく作業に他なりません。

各章のトピックや登場人物の動きを練るだけでなく、全体としての統一感や伏線の配置、情報の出し方、主軸の展開とサブプロットの絡め方、そういったものも細かく調整が必要です。構成力、つまり「センス」が問われる部分です。そしてそれは、過去に読んできた本の蓄積が如実に現れる場所でもあります。

思えば、自分は読書量が決して多い方ではありません。しかも、読み方にも偏りがあります。気に入った作家の作品を繰り返し読み、その文体や構成方法を体にしみこませていくスタイル。

おかげで特定の作家に関しては深い理解がある一方、他のバリエーションに弱いというのも事実です。でも、それがそのまま自分のスタイルにつながっているのかもしれません。悪いことばかりじゃない、と思いたいです。

書きたいことはある。登場人物も決まっている。トピックもそろっている。

ただ、どう構成するか。どこから入って、中盤で中だるみせず、緊張感を維持し、クライマックスへと導くか。その全体設計を固めることが、今もっとも難しいです。

描写を丁寧に書くだけでは足りません。だからこそ、分量は多めに書いて、あとから削るくらいがバランスとしてちょうどいい気がしています。削る目安としては3割減くらいが理想かもしれません。

昨日は、夕方になって筆が進まず、『エルデンリング ナイトレイン』を少しプレイしました。でもこちらもなかなか進まず、ラスボス目前で三人全員が倒れる場面が続きました。まぁ、そういう日もあるかな。

ゲームも執筆も、気分を切り替えながら続けていけばいいと思います。

そういえば、昨日は少しお菓子を食べすぎてしまったので(ゲームやりながら食べるとお菓子が進みます)、今朝は散歩をいつもより多めに。こうして日々をコントロールしながら、仕事・執筆・ゲームのバランスをとっていく。

そんな生活も、悪くないし、それが大切なことなんだと思っています。

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