暑いのに寒い夏 — 屋上ビアガーデンと昭和の昼寝

コラム

昨日は会社の懇親会があり、この猛暑の中、なんと屋上ビアガーデンに行ってきました。確かに暑かったのですが、なんだか新鮮でした。

というのも、最近はエアコンがガンガンに効いた場所が多く、半袖では寒いくらいのところも珍しくありません。夏は暑いのに寒い、という妙な季節になっているのです。

そう言えば、以前シンガポールに出張したときにも、まったく同じことを感じました。外は酷暑と高い湿気。でも、一歩デパートに入れば、まるで冬の北国のよう。

それを思い出しながら、昨日のビアガーデンで汗をぬぐい、グラスを傾けました。

もちろん、熱中症は怖いですし、無理せずエアコンを使うべきなのですが、ふと、子供のころの夏を思い出しました。

あの頃は、エアコンなど家にはなく、窓は大きく開け放たれ、扇風機が生ぬるい風を送っていました。私はお腹にタオルケットをかけられて、よく昼寝をしていました。

水を飲む習慣もなかったように思います。でも、不思議と熱中症にはなっていなかったような気がします。今より気温が低かったのでしょうか。

記憶では「今日は暑いね」と言っても、30度前後。35度を超える日なんて、ほとんどなかったように思います。

今では35度を超えるのが当たり前のようになってきた日本の夏。

昨日の屋上ビアガーデンは、そんな「昔の夏」をふと思い出させてくれるひとときでした。もちろん、スルスルとお酒も喉を通り、楽しい時間を過ごしました。

さて、今日は鹿児島への出張。ちょっと二日酔い気味ですが、それこそ熱中症にならないように気をつけて行ってきます。

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