わたしの早朝散歩は、たいてい1時間ほど。前半の30分は市街地を歩き、後半の30分は公園の内周をぐるぐると回ります。そんなルーティンをしばらく続けてきましたが、今朝、ふと思い立って別の道を選んでみました。
公園に向かう途中、ふと目に留まったのは、目の前に続く急な坂道でした。以前から気になっていたその坂を、息を切らしながら登ってみます。すると、坂の上には小高い森のような場所が広がっていました。そこには浄水場があり、その隣には、小さな緑地のような公園のような空間がありました。決して広くはありませんが、よく整えられていて、静かな空気が流れています。
中を歩いてみると、ほんの数分で通り抜けられる程度の広さでした。しかし、その一角に展望台がありました。螺旋状の階段をぐるぐると上っていくと、ビルの2〜3階ほどの高さに達するでしょうか。そこに立ってみると、福岡の街が一望できました。海の方から山の方まで、街の輪郭がぐるりと見渡せます。こんな絶景が、自宅から歩いて来られる場所にあったなんて驚きだでした。
展望台から坂を下りると、いつもの公園に通じる道に出ます。そこからは公園の内周を半周だけ歩いて、家に戻りました。全体で70分ほどの散歩になりました。
このコースは人通りが少なく、静かです。公園のようにランナーや犬の散歩、他のウォーキングの人々に追い抜かれたりすることもなく、落ち着いて歩けます。何より、自分の思考に集中できるのです。歩きながら考えごとをするには最適な道です。車通りも少なく、安心して歩けます。
明日からはこの新しいコースを朝の定番にしようと思います。公園は、余裕があれば立ち寄る程度でいいでしょう。今日は70分歩きましたが、正直それは少し歩きすぎかもしれなません。体調と相談しながら、柔軟に調整していくつもりです。
最近、公園も少し賑わいすぎていて、時に危険を感じることもありました。そう思うと、今朝見つけたこの静かな散歩道は、わたしにとって一つの「救い」なのかもしれません。