久し振りの腹痛と気付き

コラム

昨日は、激しい腹痛に襲われて寝こんでいました。
一昨日の夕方から調子は悪かったのです。夜に二回ほど痛みで起き、朝になっても痛みは引かないどころか激しくなってきました。
法事のために出かける準備をしていた相方に無理を言って新幹線の時間を遅らせてもらい、車で病院に運んでもらいました。彼女には申し訳ありませんでしたが、出かける前で良かったです。

診断を受けた結果、腸閉塞になりかけていた、とのことでした。これ以上悪化すると、緊急手術の可能性もあったとのこと。
取り敢えず、点滴を痛め止めと共に受けました。
点滴前に相方には法事に行ってもらうことにし、点滴後は歩いて家まで帰りました。

わたしの腸、小腸ですが、以前患った潰瘍のせいで引き攣れています。そのため、健常な人よりも管が狭くなっています。
これはもう、若いころに診断を受けていたので、食べるものには気を付けていたのですが、ときどき、特にストレスが溜まったときはそれを忘れて食べてしまうことがあり、そういったときには必ずこの痛みに襲われていました。

今回は夏以来の仕事のストレスが原因で、少々食事も無頓着になっていました。
いま振り返って見ると、日曜日の昼に食べた野菜炒め。キャベツがちょっと大きかったかな、と思いながら食べたのです。普段ならゆっくり噛んで食べるのですが、ストレスに晒されているときは早食いになるのがわたしの悪い癖です。
そして、夜になって、郷里から送られてきた梨を食べました。わたしは梨が大好きです。ついつい、食べ過ぎました。

条件はそろっていましたね。消化の悪い大きめのキャベツ、これに加えて水分の多い梨を大量に食べたのです。正直、食べている最中に、あ、大丈夫かなと不安が頭をよぎりました。
調子が悪くなったのはそれからです。

この歳になってまだストレスのコントロールが出来ていないというのも、情けない話です。感情の赴くままに身体を任せてはいけないなと反省しました。身体は感情ではなく、頭でコントロールしなければ。
生きていることが惰性になっていると、身体は感情に支配されるようになります。怒り、哀しみは身体に敏感に影響を与え、身体もそれに即応して動きます。
それをコントロールすることが何よりも大事なことは、経験上学んでいたことでした。しかし、最近はそれができていなかったようです。身体の一挙手一投足を、意識して動かす。考えて動かす。改めて、その重要性を認識しました。

今回の件では、もう一つ気付いたことがあります。それは、猫の愛情です。
猫は気まぐれで、普段は来てほしいときには来てくれず、邪魔なときほど来るように思います。しかし、今回わたしが体調が悪くベッドで寝ていると、二匹ともやってきて、そっとゴロンと横になるのです。しかも、微妙に身体が接する距離で。
痛みがどれだけ緩和されたか分かりません。猫は、間違いなくわたしたち人間を見ていて、その感情をくみ取って行動しています。それを実感しました。

おかげで、今朝はもう大丈夫です。朝の散歩にも行けて、お通じも出ました。
元気なときには、身体はもちろん、周りに居てくれる相方、猫たちなどへの感謝を怠りがちですが、普段から感謝して大事にしないといけないですね。
今回の体調不良を通して、大切なことを思い出して、学び直した気持ちです。

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