ガジェットに悩む夜 —— iPadを誰に渡し、何を選ぶか

コラム

昨晩、久しぶりにガジェットのことで悩みました。

きっかけは、相方との何気ない会話です。

昔彼女に渡したiPadが、バッテリーの持ちが悪くなってきたというのです。

それならば、いま会社専用として使っている無印iPad(最新モデル)を初期化して、彼女に渡してしまおうか。

そう思い立ちました。

この無印iPadは、仕事で使うにも遜色のないパフォーマンスを出してくれていて、Web会議や資料確認にも十分対応できます。相方の使い方であれば、まったく問題はないでしょう。

さて、私はどうする?

問題はその後です。

無印iPadを手放すなら、私自身は何を使うべきか。

正直、夜中にかなり悩みました。

「いっそiPad Proを買うか?」「いや、iPad Airの方がコスパがいいかも」など、あれこれ比較し始めてしまったのです。

けれど、ふと我に返りました。

この無印iPadを私が使っていたのは、あくまで会社の仕事のため。

ならば、本来その費用は会社が負担すべきなのではないか?

個人でそこまで投資することに、ちょっと疑問を感じたのです。

今回は「買わない」という選択

というわけで、今回はiPadの買い替えを見送ることにしました。

たしかに、新幹線での移動中などには便利でした。MacBook Proを広げずに仕事ができるという点では、iPadは重宝します。けれど、通信状況が悪い区間も多く、結局iPhoneで済んでしまうことも多い。

資料閲覧が必要な場面では、MacBook Proを開けばいいのです。

むしろ最近気になっているのは、会社支給のMacBook Proの性能です。Intel Macであるからか、Google MeetやZoomを使って画面共有しながら音声通話をすると、ひどくパフォーマンスが落ちます。ときには画面共有ができなくなることさえあります。

そこで最近は、音声をiPadから、画面共有をMacBook Proでという運用にしています。

Macに負荷をかけないようにするための苦肉の策です。

ただ、Google Meetの「コンパニオンモード」を活用すれば、音声はiPhone、画面はMacという使い分けもできそうです。しばらくはこのスタイルを試してみようと思っています。

というわけで、今のところ新しいiPadの購入は見送りです。

「買うまでの時間」がいちばん楽しい

それにしても、何を買おうかと悩む時間というのは、本当に楽しいものですね。

いろんな製品を比べて、使い方を想像して、未来の自分を思い描く――。

ガジェット選びの醍醐味は、やはりそこにある気がします。

最近はガジェットそのものへの執着がだいぶ減ってきました。

以前は「よりよい道具」にこだわっていたのですが、今は「文章を書くこと」そのものに関心が移ってきていて、ツールは「そこそこ快適であればいい」くらいの感覚です。

とはいえ、iOS以外のタブレットやスマホを使うことは、たぶんないでしょう。

Appleのエコシステムの心地よさに慣れてしまった今、モバイルデバイスはやはりApple製に落ち着いています。

MacとWindowsのあいだで

ちなみに、デスクトップ環境はMac Studioを使っています。

これはもう文句なしの快適さ。

一方で、バックアップとして使っているWindows機も、だいぶ古くなってきました。CPUもGPUも旧世代ですが、文章を書くには何の問題もありません。

ゲームをすることも減ってきた今、壊れるまでこのまま使っていこうと思っています。

久しぶりのガジェット談義でしたが、こういう時間もまた、自分の仕事や生活の棚卸しになるようで、悪くないですね。

タイトルとURLをコピーしました