アナデジタル – アナログとデジタルの併用 – 現状報告

コラム

今月はアナデジタルのPoCと称して、アナログとデジタルツールの運用をいろいろと試しています。

プランニングの「アナデジタル」化をPoCする|佐藤 正子(さとう しょうし)
PoC(読み:ピーオーシー、ポック)とは「Proof of Concept」の略で、日本語では「概念実証」と訳される言葉...

上記の記事ではプランニングについてのみ書いてありますが、プランニングだけでなく、noteや小説などの文章書きについてもだいたい目処が付いてきました。今日現在のわたしの運用についてご説明いたします。

まず、プランニングについては、アナログとデジタルの役割分担が明確になってきました。わたしの場合、プランニングは、アイディア出し(ブレインストーミング)、マンスリープラン、ウィークリープラン、デイリープラン、ジャーナリング、議事メモという要素からなります。

このうち、マンスリープラン、ウィークリープラン、デイリープラン、ジャーナリングはiPadとGoodnotes6でほぼ確定です。家の書斎で書くときはiPad Pro、オフィスで書くときはiPad miniになります。ジャーナリングは最後まで悩みましたが、そこからタスクが出てくることも多く、デイリープランとの関連性が高いために、結局アナデジタルに落ち着きました。

アイディア出し(ブレインストーミング)はアナログに落ち着きそうです。デジタルでもやってみたのですが(iPadと純正アプリのフリーボード)、やはりMDノートA4変形ノートに万年筆で書く方が頭の中のフィールドというか模造紙というか、エリアが広く感じるのです。これは、個人的な感覚なので、ひとに依存するかも知れません。

議事メモもアナログに落ち着きました。これも個人的な感覚なので、わたしのような古いタイプの人間固有かも知れませんが、お客様先でメモを取るときに、iPad miniを使うのは、どうも気が引けて集中できないのです。議事メモで大事なことは、お客様との情報のキャッチボールをしながらメモを取ることです。少なくともわたしはこの作業がアナログの方が相性が良かったようです。

ちなみに、わたしはフェイス to フェイスの打合せでは録音メモを使いません。これも個人の好みです。相手との情報のやり取りのリアルタイム性を好むためです。同じ理由でWeb会議については録画や録音をするものの、ほとんど観直したり聞き直したりしません。その時間がもったいないのです。自分の手元でとったメモほど、ぱっと頭の中でその打合せの場を再現できるものはありません。

余談ですが、アイディア出しのMDノートA4変形版は、以前から何度か紹介しているorbitkey Leather Compendium A4にセットしています。結局iPad Proは純正のSmart Folioで使っています。結局、取り回しの良さと軽さが純正が一番ということに落ち着きました。

議事メモに使っているのはMDノートA5です。以前ご紹介したとおり、PLOTTERに結合して持ち歩いています。

アイディア出しの場合も、議事録の場合も、アナログで書いたものは、全てiPad miniのGoodnotesにカメラでスキャンして取り込んでいます。これは、過去の情報を観直したいときに、アナログとデジタルの両方を参照するのは手間なので、1カ所に納めておきたいからです。

最後にnoteの記事などの文章を書くことについて言及しておきます。さすがに紙の原稿用紙に万年筆で執筆するようなことはしていません。わたしの場合、パソコンとiPadの両刀遣いといったところでしょうか。

書斎にいるときは、MacBook ProかWindowsパソコンで書いています。MacとWindowsの使い分けは、とくにルールを決めているわけではありませんが、横書きの文章を書いているときはMacを使っていることが多いような気がします。たんにデスクトップパソコンの電源を入れるのが面倒くさいだけかもしれません。

書斎も含めて家の中ではiPad Proで書くこともあります。家のそとではiPad miniで書いています。いずれの場合もソフトウェアキーボードで書きます。これもいろいろ試行錯誤しましたが、結局はフリック入力に落ち着きました。iPhoneの左手待ちに慣れているので、iPad Proでも miniでも、フローティングキーボードを左寄せに置いて、フリック入力です。

アナログとデジタルの使い分けについては、バタバタといろんなことをしてみましたが、どうやらこれらの運用に収束してきそうな気配です。もっとも、アナログ、デジタルのツールの沼は深く、闇はどこまでも続いています。また数日後には違うことを書いているかもしれません。まぁ、それ自体が楽しくて、趣味みたいなものなので、お許しください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました