最近、会社の制度で困っていることがあります。それは、英語の学習プログラムに参加しなければならないことです。
私の勤めている会社では、全社員を対象に英語学習が推奨されており、各自のレベルに応じてプログラムが組まれ、定期的に試験をクリアしなければなりません。
私、齡60。いまさら英語の勉強、する?
英語と私の付き合いは長く、もちろん中学生の時からになります。大して成績も良くありませんでしたが、大学時代にイギリスに留学したこともあって、あまり英語で苦労した記憶はありません。
社会人になってからも仕事で英語を使う機会は多く、上司がアメリカ人やインド人だったこともありますし、その人と大喧嘩して会社を辞めたこともあります。サンフランシスコには何度も出張しました。
でも、それはそれとして、そのレベルなりの学習をしてさらに上を目指せ、というのが会社の指示なのです。試しにTOEICを受けたら880点でした。これを900点越えを目指せというわけです。
悩みます。いまさら英語の勉強、テキスト使ったり試験を受けたりするの、面倒くさいんです。最近ではAIを使うとちょっとした論文とかはかなり正確に日本語で要約してくれますし、読み書きではほとんど問題はないのです。
20年前なら学習のモチベーションもありましたし、仕事でも使う必要があったので分かります。でも、いまは日本のお客様しか相手にしませんし、英語でコミュニケーションをとる必要性がないのですよね。
あと、正直、私は英語が嫌いなんです。子供の頃のある思い出がコンプレックスになっていて、イギリスで勉強したり出張でアメリカに行っていても、ついに英語は好きになれずに終わりそうです。
あれは中学生の時でした。それまではどちらかというと英語の成績もよく、英語の弁論大会に出たり、英語には自信を持っていました。
当時の私は表向きは優等生でしたが、裏では放課後に学校の不良を集めて空手を教えていたりしていて、その不良のリーダー格と仲良くしていました。たまたま彼の前で英語を話す機会があって(それこそ弁論大会や文化祭の練習だったかと思います)、その彼から「発音がおかしい」と指摘されたのです。
今考えてみたら、万年赤点で英語の「え」も勉強していなかった彼の、その言葉を真に受けることはなかったのですが、当時の私にとっては何故かそれがショックで、英語自体が嫌いになってしまいました。
どうもこれがトラウマになってしまったようです。それ以来、英語をまともに勉強しようとは思わなかったし、真面目に向き合うことも避けてきたような気がします。子供の頃の出来事は、特に心の傷は大人になっても引きずりますね。子供は褒めて育てましょう(笑)。
とはいえ、ちゃんと勉強してればなぁという後悔の念はなくはありません。確かにもっと発音を良くしたいとか、英語の小説をもっとスムーズに読めるように語彙も増やしたい、とは思います。しょうがないなぁ。この2つに絞ってカリキュラム組んで、ルーティン化してみるか〜。
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