いまこそ歴史を勉強しよう!

コラム

今日は、最近わたしが気に入ってよく観ている動画をご紹介いたします。タイトルの通りで、歴史に関する動画になります。

世界史総集編

この佐藤幸夫先生という方のことをわたしは存じ上げなかったのですが、なんにしろお話が上手で面白いです。スルスルと世界史が頭に入ってきます。

ただし、仰っていることを鵜呑みにするのはわたしの主義に反しますので、わたしは昔懐かしい山川の教科書の該当部分を必ず読むことにしています。この佐藤先生の動画はよくできていて、必ずしも教科書通りに進むわけではありません。むしろ理解が進むのであればそれを無視して進みます。だからこそ、教科書を読み直すようにしています。

また、動画の中にはトピックごとの歴史や、地域に特化した歴史などについてまとめたものも多くあります。まずは、全体の歴史の流れを捉えて、しかるのちに、いくつかの切り口で歴史を横串にしていく、というアプローチが取られています。これらの動画を観たあとにも教科書の該当部分を探して読み直すことをお薦めします。

最近の世界情勢は、かなり混沌としています。マスコミが流す情報だけでなく、ネットにはいろいろな情報が溢れており、何が事実なのか分からないことも多いと思います。そんなときに役に立つのが歴史に関する知識です。ここでいう歴史とは、事実とその因果関係です。理念や思想などは取り敢えず置いておいて、あくまで何年に何が起きて、その前後にどういう事実があったからそれが起きたのか、そういう前後の因果関係をしっかりと把握することです。

学生のときは、なんで歴史って年号を覚えなきゃいけないんだと思っていましたが、実は年号があるということは、少なくともその事象が史料に残っていて、史料上は実際に起きたと見られる(定説である)ということを意味します。大事なことは、年号がわかっている事象はそれだけの根拠があるということと、年号によって事象の前後関係がわかるということです。前後関係がわかると因果関係も明確になってきます。

この歳になって、やっとその意味がわかってきました。嘘情報や感情的な偏った情報や意見に惑わされずに、自分としてしっかりと考えることができ、正しいかどうかはともかくとして、自分なりの視座を持つためにも、いまだからこそ、歴史を学ぶべきではないかなと考えています。

世界史をひととおり終えたら、日本史もやりたいです。特に近現代史。あと半年ほどあれば司馬遼太郎の本も全て読み終えますので、ちょうど良いかなと思います。誰のためでもない、自分のためにやっていくつもりです。

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